正確な定量供給、再現性と効率が重要な用途で中心的な役割を担当
ポリウレタン加工技術にかけて世界のマーケットリーダーであるHenneckeは、ポンプ技術分野でも専門性の高いソリューションをお客様に提供することを目指しています。そこでの焦点は、Henneckeの混合・定量供給技術が、生産現場の競争力の更なる向上に役立つことに当てられています。それが、特にポリウレタンの高圧加工分野において、Henneckeの最高クラスの定量ポンプがお客様から高い信頼を得ている理由です。このポンプは各シリーズ内で幅広いラインナップが提供されており、それぞれの用途に、そして特に必要な吐出量に合わせて最適に調整されています。
HXシリーズ 新着
Henneckeが自社開発した新型ポンプシリーズHXは、ポリウレタン用途専用に開発された初のアキシャルピストンポンプであり、ポリウレタン加工に重要な貢献をもたらす画期的な製品です。同製品の開発では、正確で高効率であることに加えて、特に将来性が高い定量供給ラインに主眼が置かれました。HXシリーズの魅力は、標準レベルよりも効率的な放熱、開回路での耐圧性の向上、特に高粘度ポリオールでの吸込性能の向上に加えて、将来性の高いセンサーシステムにあります。このシステムでは、圧力・温度監視が直にポンプハウジングに内蔵されています。また、新型HXには持続可能性の面でもメリットがあります。効率が向上した結果、システム全体のエネルギー収支が最適化されています。なお、バイオポリオールや再生ポリオールベースの材料システムも問題なく加工可能です。
入手可能なサイズ1 | HX06, HX12, HX28 |
技術データ2 | |
保護圧力: | 320 bar |
最大許容予圧: | 16 bar |
粘度範囲: | 最大8,000 mPas |
流量: | 25 cm3/s – 770 cm3/s |
HQシリーズ
HenneckeのHQ斜軸式アキシャルピストンポンプの特長は、卓越した効率、軽量、そして静かな動作です。無段階で定量供給を極めて正確に制御できるほか、秀逸なフォーム品質が高い再現性で得られます。しかも、ポンプハウジングは部品数が少ないため非常にコンパクトであり、保守サービスが実施しやすい仕様になっています。また、上記の特徴を有するHQシリーズは、HLシリーズ3のポンプを搭載した旧型のHennecke装置でのレトロフィットにも最適です。
入手可能なサイズ1 | HQ12, HQ28, HQ55, HQ107 |
技術データ2 | |
保護圧力: | 315 bar |
最大許容予圧: | 10 bar |
粘度範囲: | 最大2,000 mPas |
流量: | 54 cm3/s – 3,000 cm3/s |
HPシリーズ
HPシリーズのアキシャルピストンポンプは、ポリウレタン加工業界で何十年も前から定評を得ています。寿命が長く、交換部品が手に入りやすく、購入費用とランニングコストが比較的低いHPシリーズは、多数の一般的な用途で経済性が特に高いソリューションとして活躍しています。しかも、HPポンプはPU材料の加工に適しているだけでなく、同ポンプの特殊バージョンは、繊維強化部品などで使われているエポキシ樹脂ベースの樹脂硬化剤システムにも使用されています。
入手可能なサイズ1 | HP2, HP6, HP11, HP33, HP62 |
技術データ2 | |
動作圧力: | 250 bar |
最大許容予圧: | 16 bar |
粘度範囲: | 最大2,000 mPas |
流量: | 2,5 cm3/s – 1,400 cm3/s |
1 サイズの数値は1回転あたりの吐出量(立方センチメートル単位、四捨五入)に基づいています。
2 技術データは標準値です。定量供給マシンの技術装備または設定によっては異なる場合があります。
3 HLシリーズは2019年に正式に廃止されました。